エクセル関数のIFを使って2つの条件を同時に満たす方法

   

エクセル関数のIFを使って2つの条件を同時に満たす方法

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知っていると便利なエクセルの関数ですが、その中でもIF関数は様々な場所で活用ができ、必須ともいえる関数です。条件に対してあてはまるかどうかを判断してくれる関数ですが、複数の条件を同時に満たす場合、どちらか一方を満たす場合はどのように操作するのか、その手順と考え方を解説します。

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IF関数についての確認

最初にIF関数について改めて確認をしておきます。IF関数の式の構成は、

=IF(論理式,真の場合,偽の場合)

上記のように3つの引数(ひきすう)を入力していきます。
「論理式」の部分には条件を計算式で入力し、「真の場合」には条件にあてはまるときにはどう処理するかを入力します。「偽の場合」はあてはまらないときにはどう処理するかを入力します。

ここで1つチェックポイント、IF関数の論理式には計算式が1つしか入力できません。

論理式として「A=1」は成立しますが、「A=1,A=2」は成立しません。「,」が入力されたことで「A=2」は「真の場合」と判断されてしまうためです。

①複数条件が提示された場合の処理

では、複数の条件にあてはまるかどうかを判定したい場合は、どの様に処理をしたらよいのでしょうか。エクセルの関数は、組み合わせて使用することで便利に使える関数も用意されています。
今回は右の表について、論理関数の中の「AND」と「OR」との組み合わせで処理をしていきます。

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「AND関数」・・・どちらの条件も満たすことが必要な場合に使用。
具体的な条件⇒「3か月全て150万円以上を達成」など

「OR関数」・・・いずれかの条件を満たせばよい場合に使用。
具体的な条件⇒「3か月のうち、1回でも150万以上を達成」など

「AND」と「OR」では、「AND」のほうがより厳しい条件になります。

②「どちらも満たす」条件の処理

実際に操作をしていきましょう。今回は「3か月全て150万円以上を達成」した場合は「○」を表示、それ以外は「×」を表示するという条件で式を作ります。

「AND」単体の引数は、=AND(論理式1,論理式2)のように使用します。

鈴木さんの評価を求めるので、F3のセルをクリックします。IF関数とAND関数を組合せて、

=IF(AND(B3>=150,C3>=150,D3>=150),"○","×")

3か月全ての成績を判定するので、条件が3つ必要となります。
IF関数の論理式は1つしか入力できませんから、「AND関数」で3つの条件を1つの式にまとめるということです。

上の表では、鈴木さん、佐藤さん、中村さんが「○」に、田中さん、高橋さんが「×」になります。

③「いずれかを満たす」条件の処理

では次に、どれか1つでも満たす場合の処理について、「3か月のうち、1回でも150万以上を達成」した場合は「○」を表示、それ以外は「×」を表示する条件で式を作ります。
「OR」の引数も「AND」と同じ=OR(論理式1,論理式2)ですから、同様にF3のセルをクリックし、IF関数と組合せて、

=IF(OR(B3>=150,C3>=150,D3>=150),"○","×")

となります。

3つの条件を「OR関数」で1つの論理式にしました。

論理式の中身は同じですが、「AND」と「OR」の意味が違いますから、「IF関数」の評価も違ってきます。

「OR」の条件ではすべての人が「○」と評価されます。

④論理関数について

今回は「IF関数」と「AND関数」、「OR関数」の組合せを解説しました。「AND関数」でなければできない場合もありますが、多くの場合は「AND関数」と「OR関数」を入れ替えて作ることも可能です。

考え方のヒントとしては、「すべて満たす時に○」と「どれか1つでも当てはまらない時に×」は同じ意味になるということです。どの方向から考えるかによってどちらを使うかを決めましょう。

論理関数にはほかにもいろいろ種類があります。具体的に数値を求めるものではありませんが、組み合わせて使うことで、いろいろな条件を設定することができます。論理関数を使用することで、同じ答えでもより分かりやすくなりますので、まずは「AND」と「OR」を活用してみましょう^^


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