デルタクロン株とは?デマ?日本でも発見?症状も
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デルタクロン株とは?デマ?日本でも発見?症状もについて解説していきたいと思う。
新型コロナウイルスが話題になっている中で、最も気になるテーマの一つである。
デルタクロン株とは?
年明け早々に衝撃的なニュースが世間を賑わせた。
昨年猛威を振るったデルタ株とオミクロン株の混合種が、地中海に浮かぶ島国・キプロスで発見されたという。なんとキプロスでは約25例の感染報告があったという。
そして軽症者よりも重症者の方が割合が多かったというのだ。
そもそもデルタ株はその強い強毒性から、数多くの人達を重症化させ、多くの尊い命を犠牲にした。
オミクロン株はその強い感染力から、考えられないスピードで広がり、東京では8,000人/日を超す感染者を発生させている。
現在、オミクロン株が猛威を振るい、強毒性のデルタ株から置き換わっており、うまくいけば、季節性インフルエンザのようになるかもしれないと希望を持った矢先にこのニュースである。
このデルタロン株は、デルタ株の強い毒性+オミクロン株の強い感染力を合わせた、云わば“最強ウイルス”であると推測されている。
これが蔓延したら医療逼迫どころか完全崩壊となってしまうだろう。
デルタクロン株はデマ?
実はこのデルタロン株の発見に待ったがかかっている。
ヨーロッパの専門家達が、“実験室でデルタ株、オミクロン株、それぞれがうっかり混ざってしまったのではないか”という指摘が上がっているのだ。
一方で、キプロスの研究チームは、この指摘を完全否定。
日本ではある有名なニュース番組でも取り上げられ、上記の一連を報道。
アナウンサーは、“現在はキプロス内のみの情報と考えた方が良さそうですね”との事。
全くその通りで、このようなニュースを見ると私もそうだが、とにかく不安に駆られる。
とはいえ、これを完全にデマととらえる事も違うと思う。現在、オミクロン株が猛威を振るっているが、重症化しにくいという点でどこか皆気が抜けているように思える。
もしかしたらデルタロン株はあり得るのかもしれないという態度で日々の生活をしてくべきではないかと考える。後ほど触れるが、デルタ株とオミクロン株の合体はあり得ない話ではないのだ。だからこそ、皆が当たり前の事を当たり前にやる事が大切なのである。
例えば、マスクをする。話す時はソーシャルディスタンスを意識するなど。
今一度、このニュースをデマと思わずに気を引き締めて欲しいと思う。
デルタクロン株は日本でも発見?
ではそのデルタクロン株は日本で発見されていたのだろうか?
現時点でデルタクロン株は日本で発見されていない。
1/21時点での日本で発生しているコロナの割合は下記の通りである。
感染者のうち、デルタ株は10%・オミクロン株は90%である。
ではこのデルタクロン株が、オミクロン株に置き換わっている現状の中で国内において
発生する可能性があるのだろうか?答えは”可能性は十分にある“である。
ある研究者は、“二つのウイルスが結合することは簡単には起こらないが、あり得ない事ではない。今回のデルタクロン株の検出が人為的ミスによるものかどうかは定かではないが、
意図的に結合させたのでないのであれば、自然界でも十分にデルタクロン株が発生する事は考えられる“との事。
過去のウイルスの歴史を考えた時に、あり得ない経路でウイルスが人に辿り着き、多大な人数を死に追いやってきた。
おそらくこの混合株はあり得ない話ではなく、あり得る話と捉えるべきだろう。
デルタクロン株の症状は? キプロスの場合
デルタロン株を発見したキプロスのコストリキス教授は、“この変異株がどのような症状をもたらすのか、またどのくらいのスピードで広がるのかは未知数だ”としている。
仮にデルタ株と同じ症状だとした場合、以下症状が出ると想定される。
例えば、発熱・咳・倦怠感・味覚または臭覚の消失・喉の痛み・頭痛・身体の痛み・下痢・皮膚の発疹、または手足の指の変色・目の充血または炎症など
これらの症状を引き起こすウイルスが凄まじいスピードで全世界を席巻する可能性がある。
重症化のリスクについては、過去の複合ウイルスの例を見るとある程度傾向が見えてくる。
例えばインフルエンザAとBの同時感染を例に見てみよう。
AとBを両方感染した人は、片方感染した人に比べて入院する確率が非常に高いのである。
とすると、デルタ株+オミクロン株の混合株は、おそらく非常に強毒であり、我々の重症化率を格段に高くし、入院率を上げるのだろう。
デルタ株の時とは、比較にならないほどの医療施設への負担が起き、いとも簡単に崩壊させてしまう可能性を秘めているウイルスだと言える。
デルタクロン株の正体とは?
ここまでデルタクロン株について、特集をしてきたが、その正体とはいったい何なのか?
2つのウイルスの混合株が出る可能性については、先ほど触れたが、デルタクロン株は果たして混合株なのか?
浜松医療センター感染症管理特別顧問の矢野邦夫氏が下記の通り語っている。
“デルタ株とオミクロン株は実はアミノ酸変異が多いことが特徴であり、似た部分が
ある。よって結合する可能性はゼロではないが、可能性は非常に低い。
今回のデルタクロン株はおそらく同時感染だろう。例えばHIVは2つの型を同時感染する患者が一定数いるし、インフルエンザはAとBを同時感染する患者がいる。
ではデルタ株とオミクロン株を同時感染した場合、症状はどうなるのだろうか?
一般的には症状の強いウイルスが優先されるため、おそらくデルタ株の影響を強く受けるとの事。
よって、世界を席巻したデルタクロン株とは同時感染だった可能性が高いのである。
だからといって安心してはいけない。デルタ株の怖さを私たちはよく知っているからである。混合株だろうが、既存株だろうが、手洗い・うがい・ソーシャルディスタンスをしっかり守り、ウイルスと共存していく事で日常生活が徐々に戻ってくると思う。
当たり前の日常を、また味わえるように気を引き締めていきたいものである。
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