エクセルの使い方を丁寧に解説！グラフの軸を変幻自在に操る方法
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報告書や提案書など、エクセルで
グラフを作成する機会は多いですが、
その作り方までを教えてくれる
会社はあまりありません。
グラフの元になるデータによって、
軸のオプションや表示形式を変更する
だけで、より見やすく分かりやすい
グラフにすることができます。
軸の書式設定についてエクセル2013と
エクセル2010について、それぞれ説明
していきます。
①軸の書式設定の変更をするには
グラフを作成すると円グラフを除いて、
項目名が並んでいる軸と数値が並んで
いる軸が表示されます。
エクセル2013もエクセル2010も、
縦軸・横軸という呼び方に
なりましたが、バージョンによって
表示される場所が少し違うため、
これ以降はエクセル2013を2013と、
エクセル2010を2010と表記します。
縦軸に数値が表示されている場合、
軸の数値の上にマウスポインタを
重ねると縦（数値）軸、項目の上に
マウスポインタを重ねると横軸と
ヒントが表示されます。
変更したい軸の数値や文字を
クリックして、選択された
状態にします。
グラフが選択されると
グラフツールとして、2013は
デザインと書式のタブ2010は
デザイン、レイアウト、書式の
タブが表示されます。
軸の書式設定は、2013は書式タブ、
2010はレイアウトタブを選択して
設定します。
②軸のオプションの変更をするには
2013は書式タブ、2010は
レイアウトタブをクリックすると、
どちらのバージョンでもリボンの
左端に、選択対象の書式設定という
文字列が表示されていますので
その文字列をクリックします。
2013はエクセル画面に
作業ウィンドウが、2010は
エクセル画面の上にダイアログ
ボックスが表示されます。
どちらもタイトルとして軸の書式設定と
表示されています。
2013はタイトル下にある軸の
オプションをクリックし、表示される
4つのアイコンの中の軸の
オプションをクリックします。
2010はダイアログボックスの左に
表示される一覧で、軸のオプションが
選択されていることを確認します。
ここからは2013も2010も同じ操作です。
③軸のオプションの各項目について
ここからは軸のオプションの
各項目について説明します。
最小値・最大値・目盛間隔・
補助目盛間隔の数値は、元になる
データによってエクセルが自動で
設定しますが、変更したい場合は
それぞれのボックスの数値を
変更します。
2010の場合は、数値の左の自動が
選ばれている状態ですから、固定を
選ぶと数値を入力できる状態になります。
横軸（縦軸）との交点は、数値軸と
項目軸の交差する位置を設定する
項目です。
通常は自動になっていますが、項目を
上に表示したい場合は、軸の最大値を
選択します。
表示単位の項目を変更すると、
桁の大きい数値の単位を変更
することができます。
通常は「なし」になっていますが、
百・千・万と変更することで、元の
データを変更せずにグラフの表示桁数を
変更し、見やすくすることができます。
表示単位を変更するとグレーに
なっている「表示単位のラベルを
グラフに表示する」が選択
できるようになりますのでチェック
を入れると軸に選択した単位が
表示されます。
対数目盛を表示する項目は、
データの数値の差が大きい場合に
使用します。
軸を反転する項目は、軸の並び方を変更する場合に使用します。
通常エクセルの縦軸は、下から順に
表示されていきますが、ここに
チェックを入れることで並び順を
変更することができます。
軸の反転だけ変更すると自動的に
項目軸が上に表示されて
しまいますので、横軸との交点の
項目を軸の値0.0にすれば選択した
軸のみ反転することができます。
④表示形式を変更したいときは
2013の場合は作業ウィンドウを下に
スクロール、2010の場合は左の一覧の
軸のオプションの下に、表示形式という
項目があります。
グラフの元になっている数値の種類に
よって、表示形式を変更することで、
元のデータを変更せずにグラフの
表示を変更することができます。
カテゴリの「標準」では、
桁区切りが無効になります。
「数値」または「通貨」を
選択することで、小数点以下の
桁数を指定することができ、
桁区切りを使用するか通貨記号を
使用するかの選択も
できるようになります。
グラフの書式設定を活用しよう！
エクセルはグラフも簡単に作成できる
便利なアプリケーションソフトですが、
書式設定を理解することで、見やすい
グラフをより短時間で作成できます。
エクセルの書式設定を活用して、
報告書や提案書の質も向上させて
行きましょう！
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