【エクセルプルダウン講座⑤】項目毎に色付けをして見やすくしよう
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エクセルのプルダウンリスト(ドロップダウンリスト)は、それだけでも便利ですが、条件付き書式と組み合わせることで、より見やすくすることができます。
今回は、プルダウンリストで選んだ項目によって、色を付ける設定を説明します。
1、ドロップダウンリストを設定する
入力規則を使い、ドロップダウンリストを設定します。今回は下の表を使って設定します。
セル範囲B4からB12までに入力規則を設定するので、ドラッグして範囲選択します。
データタブのデータツールから、「入力規則」をクリックします。
ダイアログボックスが表示されるので、「入力値の種類」の▼をクリックして「リスト」を選択します。
ダイアログボックスの表示が変わるので、「元の値」のボックスをクリックして、カーソルが点滅した状態で、品名リストの品番の範囲をドラッグして選択します。
「OK」をクリックします。
入力規則が設定され、セルB4をクリックすると▼が表示されます。三角をクリックすると、品番の一覧が表示されるので、入力したい品番をクリックします。
以上が入力規則の設定です。
2、条件付き書式で品番のセルに色を付ける
入力規則を設定して選んだ品番によって、品番のセルに色を付ける「条件付き書式」を設定します。
条件付き書式を設定したい範囲B4からB12をドラッグして選択します。
ホームタブのスタイルグループから「条件付き書式」をクリックします。
一覧から「セルの強調表示ルール」をクリックすると、サブメニューが表示されます。一覧から「指定の値に等しい」をクリックします。
ダイアログボックスが表示されるので、「次の値に等しいセルを書式設定:」のボックスにA101と入力し、右の「書式:」の一覧から設定したい書式を選択します。今回は「濃い赤の文字、明るい赤の背景」をクリックします。
セルB4をクリックしてリストから「A101」を選択すると、セルB4に「濃い赤の文字、明るい赤の背景」の書式が設定されます。
以上が1つのセルの条件付き書式の設定です。
3、選んだ品番によって、行全体に色を付ける
1つのセルだけではなく、表の行全体に書式を設定することができます。
ドロップダウンリストを設定したリストに、条件付き書式を設定します。
色を付けたい表全体をドラッグして、範囲選択します。今回はA4からF12までをドラッグします。
ホームタブのスタイルグループから「条件付き書式」をクリックします。
表示される一覧から、「新しいルール」をクリックします。
ダイアログボックスが表示されます。
初期の状態は「セルの値に基づいてすべてのセルを書式設定」が選択された状態ですが、一番下にある「数式を使用して、書式設定するセルを決定」をクリックして選択します。
「次の数式を満たす場合に値を書式設定」のボックスをクリックして、品番を入力するB4のセルをクリックします。この場合、範囲選択の最初のセルA4がアクティブセル(白くなっているセル)になっているので、4行目に書式を設定すると考えて、4行目のキーになるB4をクリックします。
自動的に「=$B$4」と入力されるので、F4キーを2回押して、「$」マークがBの前にだけついている状態にします。
「=$B4」に続けて「=“A101”」と入力します。続けると「=$B4=“A101”」ですが、数式の中に「=」が2つ入力されているのは、違和感があるかもしれませんが、1つ目の「=」は、数式を表す「=」で、2つ目の「=」は等号(イコール:等しい)を表す「=」です。役割が違うので、「=」が2つあっても大丈夫です。数式の中に文字列を入れる場合は「””」で文字列A101の前後に入力します。
書式を設定する条件の入力がされたので、「書式」をクリックして書式を設定します。
書式設定のダイアログボックスが表示されます。今回は「塗りつぶし」タブでセルの色を変える設定にします。
「OK」をクリックすると、元のダイアログボックスに戻るので、もう一度「OK」をクリックします。
条件付き書式を設定しただけでは、表に変化はありませんが、B4セルで▼をクリックしてA101を選択すると、表の4行目の色が設定した色に変わります。
以上が、値によって行全体の色を変更する条件付き書式の設定です。
入力規則の設定と、条件付き書式の設定は、どちらが先でも同じ結果になります。最初は入力規則だけで使っていて、後から条件付き書式を設定するということもできますから、試してみてください。
また、これまでのエクセルプルダウン講座も是非復習してみて下さい。
>>【第1回〜第4回】エクセルプルダウン講座まとめ
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